3月9日、神戸市獣医師会主催の研修会での「症例検討会」で発表してきました。この会では、演者である獣医師が経験した病気やその治療経過、診断に至るまでの経緯などを口頭で発表し、同じく聴講者である他の獣医師と議論を交わします。「所謂、町の獣医師による討論会」です。今年は私を含め10名の獣医師による発表がありました。専門書を読んだり、学会の講演を聴いて最新の知見を学ぶこともとても大切ですが、この症例検討会のような「現場から最も近い場所での経験に基づいた討論」は私たち臨床家にとっての学びの原点だと思っています。今回も熱のこもった議論を交わすことができ、あっという間の有意義な数時間でした。