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チョコにはちょこっとご注意

こんにちは、動物看護師の橋目です(*^^)

もうすぐバレンタインですネ(*^^)v

私も甘いチョコを食べるちょっと幸せな気分になってしまいます。

でも、ワンちゃんやネコちゃんにとっては、チョコはちょこっと危ない食べ物になってしまいます(/_;)

とくにワンちゃんは甘いものが大好きなコが多いので注意が必要です。


ご存じですか?チョコレート中毒のこと
まちがってワンちゃんがチョコレートを多量に食べてしまうとどんな事が起きるんでしょうか?

症状の出方には個体差がありますが、嘔吐や下痢・多尿・興奮・発熱・不整脈、ひどい場合は痙攣・発作などがよくいわれるチョコレート中毒の症状です。
また、腹痛や血尿、脱水を引き起こす場合もあるようです。

チョコレートに含まれているテオブロミンという成分がこのような症状を引き起こします。
(テオブロミンはカフェインに似た成分で、コーラやお茶にも含まれています。)


どれだけ食べると危険?
ワンちゃんのテオブロミンの中毒量は、平均すると1kgあたり100~200mgといわれています。

・一般的なミルクチョコレートに含まれるテオブロミンの量は、154mg/100gくらい。
・市販の板チョコの重さはだいたい1枚60g前後。

よって、『体重2kgの小型犬』が『板チョコを3枚分くらい』食べてしまうと中毒を起こしてしまうかもしれない、ということになりますね。

「結構たくさん食べないと中毒にならないんだなー」って思いました?

でも、ビターチョコレートになると含まれるテオブロミンの量が増えるので、もっと少ない量でも中毒を起こしてしまう可能性があります。

あなたのその手作りチョコ、どのくらいの量のチョコレートを使ってますか?


2月はチョコレートがたくさん出回る時期になります。
チョコはワンちゃんネコちゃんの手の届かない場所に置いてくださいネ。

万が一、誤って口にした場合は、病院にご相談くださいm(_ _)m

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