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第40回 動物臨床医学会記念年次大会

こんにちは。院長の田端です。先日の土曜日は一日お休みをいただき、学会に参加してきました。参加した学会は「動物臨床医学会年次大会」といいます。毎年大阪で開催され、獣医学関連では国内最大規模の学会です。なんと、今年で40回目の開催だそうです。
 今回はこの学会で「呼吸困難を示した歯原性嚢胞の犬の1症例」という題目で症例報告もさせていただきました。歯科の分野での発表は初めて(これまでは「腫瘍」や「血液」の分野での発表でした)だったので、少し緊張しましたが、直に専門医の先生方からコメントやアドバイスを伺うことができるという、貴重な時間をいただくことができました。
 最近は講演やセミナーよりも、こういった症例報告などの方が日常の診療に直結するような知識や見識を得ることが多いな、と感じています。ただ一方通行で「話す」「聴く」ではなく、双方向でディスカッションする、ということが大切なんでしょうね。準備は大変ですが・・・。
 よい勉強をさせていただきました。

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診療費改訂のお知らせ

当院では診療レベルの向上のために新規の機器の導入や検査手技の工夫、改善を継続して行ってまいりました。一方、コロナ禍による原材料費や輸送費の高騰により、消耗品を含む医薬品などの納入価格は上昇傾向が続いております。 より良い診療を維持していく為に、当院でも、この春より一部の薬価や手術費用を中心に、診療費の見直しをする必要があると判断いたしました。皆様にはご負担・ご迷惑をおかけいたしますが、どうかご理解下さいますよう、お願い申し上げます。

超音波メス

■ こんにちは、院長の田端です。今回、当院では「動物にとって、より負担が少なくスピーディーな手術の実施」を目的に、オリンパス社製の「ソノサージ」という機械を導入いたしました。 ■ これは正式には「超音波メス(超音波凝固切開装置)」と呼ばれる手術機器で、超音波振動によって発生する摩擦熱を利用して組織の切開を行います。人医療では軟部外科領域で幅広く使用されており、近年は動物病院での導入も珍しくなくなりました。従来から使用されていた電気メスによる切開と比べて組織の熱損傷が少なく、切開と凝固を同時に行うことができるため、縫合糸に頼らない止血処置も可能となり、手術時間を大幅に短縮することが期待できます。

明日から11月です

 ひさしぶりの更新です。 こんにちは。院長の田端です。 10月もあっという間に過ぎ去ってしまいました。 今月はオンラインでの学会発表があったり、久しぶりの東京出張があったりと、個人的には盛りだくさんな1カ月でした。 今年も世界中がコロナに振り回された1年でした。でも、ワクチンの普及や新しい治療薬が承認されたりと、眼に見えていろいろな事が良い方向に向かって進んでくれたように思います。尽力された多くの方々には本当に感謝の気持ちしかありません。 逆境でも、少しずつでも、前をむいて進んでいくことの大切さを学びました。 今年は、病院自体の方も、スタッフが増えたり、超音波検査の器械が新しくなったり、ICU(集中治療ケージ)を導入したりと変化がありました。  今年もあと2か月、つらい時もそうじゃないときも、しっかり前を見つめていたいと思います。