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院内でホルモンの測定ができるようになります

新しい検査機器として、IMMUNO AU10V(富士フィルム社製)※1を導入いたしました。

これまでは、ホルモン測定などの特殊な血液検査は外部の検査機関に依頼していたため、結果が分かるまでに数日間の時間を要していました。

これからは、通常の血液検査とともに院内で迅速に測定が可能(最短で10分程)になるため、必要であれば、検査を行ったその日から治療を開始できるようになります。

例えば、「甲状腺機能亢進症」という病気をご存知でしょうか?

これは甲状腺が肥大し、甲状腺ホルモンが過剰に産生・放出されてしまう病気です。症状の種類や程度は様々ですが、放置すると腎臓や心臓に大きな負担を与え、死に至る場合もあります。

甲状腺機能亢進症は老齢の猫で最も多くみられる内分泌疾患だといわれており、国内でも過去に実施された調査では、老齢の猫の8.9%で甲状腺ホルモンの異常が認められたと報告されています※2。当院でも該当する疾患をもつ猫の患者さんが年々増えているように感じます。
今回導入したIMMUNO AU10Vを活用することで、この病気に関しても、従来より早期の段階での発見・治療が可能になると考えています。

※1 測定可能な項目:T4(甲状腺ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、COR(副腎皮質ホルモン)、TBA(総胆汁酸)

※2 参考:宮本忠, 宮田育子, 黒羽健二, 他(2002):「大阪および中国地方における猫の甲状腺機能亢進症の発生」. 日本獣医師会雑誌, 55:289-292.



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