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おしらせ(臨時休診など)

 7月6日(土)午後の診察が時短になります(17時~19時)  7月7日(日)臨時休診 院長が東京で開催される第30回日本獣医がん学会に参加するため、7/6(土)は午後の診察が時短となり、7/7(日)は臨時休診となります。 どうかご留意ください。

動物看護師のお仕事2

今日は超音波検査のお話です。  超音波検査は血液検査やX線検査とともに、院内で日常的に実施する検査のひとつです。一般的には「エコー検査」と呼ばれることの方が多いかもしれません。  この検査では動物の身体に「プローブ」と呼ばれる器械を当てる事で「まるで身体の中を覗き見るよう」に身体の中の臓器の形や大きさ、動きなどを観察する事ができます。このライブ感はこの検査の大きな特徴です。そしてもう一つ、超音波検査の特徴として「動物の身体への負担が少ない事」があげられます。たとえば、CTや内視鏡のように検査の時に麻酔が必要となることもありません。このように、とても動物に優しい検査ではありますが、超音波は密な被毛が苦手です。毛深いコだときれいな画像で観察する事が難しくなるため、検査の前にバリカンで剃毛させていただく事もあります。  検査中の動物の保定は動物看護師の腕の見せ所です。動物が興奮しないように、時には飼主様の手を借りながら優しく体や四肢を保持します。それでもどうしても興奮してじっとしていられないコの場合には、事前に鎮静剤を服用して来院してもらうこともあります。  どのようにすれば検査中の動物の負担を少なくできるか、獣医師と飼主様の間に立って、相談したり提案したりするのも動物看護師の大切な仕事です。

動物看護師のお仕事 1

去勢手術や避妊手術に始まり、腫瘍の摘出、歯周病治療のための歯科処置など、私たちの病院では様々な手術を実施しています。手術を執刀したり麻酔計画をたてるのは獣医師の仕事ですが、これらの手術や麻酔が安全に行えるよう、準備をしたりサポートしたりするのは動物看護師の大切な仕事の一つです。 その範囲はとても広く、手術前にはメスや鉗子などの鋼製器具や電気メスといった機械の準備を、手術中は麻酔にかかった動物の状態の確認や記録(麻酔モニタリングといいます)をおこないます。また、必要なときには術者である獣医師に器械を手渡すための助手(器械係といいます)として手術に参加したりします。そして、手術終了後はこれらの機械のメンテナンスや補充を行いながら動物の看視やケアを続け、また次の手術のための準備を行います。 日々の手術や麻酔がスムーズに安全に行えているのも、こうした看護師さんたちのがんばりのおかげなんです。